水中ポンプは、電気工事が不十分な状態で使用し続けていると、漏電事故を引き起こしてしまうことがあります。水中ポンプを定期的に点検していれば、トラブルの発生を未然に防ぐことは容易です。しかし電気工事そのものが不十分に施工されてしまっていると、早期発見が困難な場合があります。定期的に点検をしてもらっているときは、常に担当者に、有資格者であるかどうかを確認することを心がけましょう。
もちろん水中ポンプの点検や整備を行う担当者は、電気工事士の有資格者であるはずなのですが、点検作業に慣れてしまっていると、ちょっとした不具合を見落としてしまうことがないともかぎりません。水中ポンプ交換の必要があるのに、そのままに放置してしまっていると、漏電事故につながり、二次被害を引き起こしてしまうことがあります。水中ポンプの結線中に、不十分な結線のままで工事が完了してしまっていると、かなりの時間が経過してから不具合が発覚することになります。水中ポンプの不具合は、発覚するまでに時間がかかってしまうことが多く、気づいたときには水中ポンプ交換が必要になってしまっていることになりかねません。
さらに注意したいのは、電気工事の不十分さが原因であったり、結線中の施工ミスが原因の場合は、せっかくポンプ交換をしても、再発してしまう可能性もあります。もしも施工ミスが原因もしくは遠因と思われる不具合であると判明したのならば、水中ポンプ点検担当者と、水中ポンプ交換担当者を、代えてもらうのも、トラブル再発には効果的です。施工ミスが発覚したら、すぐにポンプ交換をしてもらったほうが漏電事故防止に効果的です。